日本国際テコンドー協会　INTERNATIONAL TAEKWON-DO FEDERATION JAPAN

多彩な足技がテコンドーの大きな魅力。足の甲、カカト、足刀、上足底での攻撃、回転しての攻撃、跳んでの攻撃など多種多様です。攻撃技だけでなく、足を使った防御技もあります。

始めは難しそうに見える足技ですが、テコンドーには誰もが習得できるように体系化された術理があります。センスに頼らず、論理的に技を学ぶことができます。

また組手競技だけでなく、型や護身術の稽古では足技だけでなく、正突、裏拳、などの拳を握っての攻撃、掌底、手刀などの手を開いての攻撃、抜き手などの指先を使った攻撃、肘を使った攻撃など多彩な技を習得できます。

テコンドーの競技は、トゥル(型)、マッソギ(組手)、パワーブレイキング(威力)、スペシャルテクニック(特技)の４種目があります。

トゥル(型)

トゥルの競技では、動作の正確性、力強さ、バランス、滑らかさ、タイミング、呼吸の調節などが採点のポイントになります。一つのミスも許されないこの競技では、最後まで途切れることのない集中力が求められます。

また、関節の角度まで意識して稽古を積むため、細やかな身体の操作法を身につけることができます。

マッソギ(組手)

マッソギは、ポイント制で行われます。相手に対して的確な攻撃が決まった場合にポイントが加算されます。
マッソギでは、戦術の他に攻撃・防御の正確性、力をコントロールする技術、痛みや恐怖に打ち勝ち冷静さを保つ精神力も求められます。
テコンドーの総合力が試される競技といえます。

パワーブレイキング(威力)

パワーブレイキングは、手技・足技により割った板の枚数を競います(予選ではブロックを使う場合もあります)。

単純な筋力だけでなく、回転力やスピードを力に変える身体操作が試されます。 また、針穴に糸を通すような正確な技術も必要とされます。

スペシャルテクニック(特技)

スペシャルテクニックは、跳び蹴りによる板割りを行い、どれだけ高いところにある板を割ることが出来るか、または遠いところにある板を割ることが出来るかを競います。
最大限の跳躍に加えて、空中でバランスを保ちつつ正確に蹴ることが出来ないと板は割れないため、高い身体能力と技術が求められます。